1.妊娠による影響
妊娠中は一般的に、口腔内の環境は悪くなります。虫歯・歯周病(歯槽膿漏)になりやすくなります。理由としては以下のものがあげられます。
◎つわり
妊娠初期では、つわりのために、歯みがきをすると吐き気がしてしまい、口腔内の手入れがおろそかになりやすいです。
◎間食の回数の増加や嗜好の変化
個人差はありますが、妊娠初期には「すっぱいものが好き」妊娠中期から後期にかけては「甘いものが好き」という人が多くなるようです。口腔内に食べ物が入っている時間が多くなり、虫歯になりやすくなります。
◎生理的変化
月経が止まり、代わりに歯肉から出血しやすくなります。また、ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の変化により歯肉が腫れやすくなります。