1.訪問歯科治療
歯科医院に通院することができない方のご自宅などへ歯科医師や歯科衛生士が訪問して、歯科治療や摂食嚥下リハビリテーション・指導、口腔ケアを行います。
①訪問歯科治療
歯科医院に通院することができない方に対して歯科治療を行います。
設備面などから、院内での治療に比べると検査・治療内容が制限されることが多くあります。
多くの場合、全身状態に考慮して治療を行う必要があります。
→治療を行う上で、医師などとの連携が必要不可欠です。
②摂食嚥下
・美味しく口から食べることは、食を通じて生きる喜びを実感することができます。しかしながら、寝たきりの方などは飲み込みを含めた“食べる”という行為がうまくできなくなっていることがあります。そのような方に対し、食べる喜びを少しでも取り戻してもらうために、摂食嚥下の検査からリハビリテーション、指導を行っていきます。人生の最期まで、口から食べる喜びを感じていてもらいたいと考えています。
摂食嚥下について>
③口腔ケア
ブラッシング指導や口腔衛生状態の改善を目標としています。ご自身でブラッシングが難しい方は、ご家族などの協力も必要となります。
一般的に高齢者の場合、全身状態にもよりますが、外科的処置を含めた積極的な処置が難しい場合が多いため、現状よりもできる限り悪くならないように維持をすることが大切です。
ブラッシングの他にも発声や口腔体操などのケアや訓練を行うことで、嚥下器官などの機能低下の予防や機能改善が期待されます。摂食・嚥下リハビリテーションと重複する部分もあります。
最も大切なこと
1.できる範囲内でブラッシングなどは可能な限りご本人にやっていただく。 これは手などの機能のリハビリにもなる。
2.ご本人ができない方は、近くにいる家族の方にどれだけ協力していただけるかが、最重要ポイントになる。