小児歯科 Pediatric

2.永久歯への生え変わり

乳歯は生後半年過ぎた頃から下の前歯から生え始め、2歳半頃に全て生えそろいます。
永久歯は6歳頃から生え始め、12歳頃に全て生えそろいます。

  • 生後半年頃

    1歳
    1歳
    生後半年ほどで、乳歯が生え始めます。
    通常下の前歯から生え始めることが多いです。
  • 2歳半頃

    3歳
    3歳
    2歳半頃には乳歯が生えそろいます。
    乳歯は上下左右5本ずつの計20本で、前からABCDEと呼びます。
  • 8~9歳

    9歳
    9歳
    6歳頃になると永久歯への生えかわりが始まります。
    通常下の前歯から生え変わることが多いです。 Eのさらに奥に6歳臼歯といわれる永久歯が生え変わるのではなく、新たに出てきます。

  • 12歳頃

    12歳
    12歳
    12歳頃になると、乳歯は全て脱落し、永久歯が生えそろいます。
    永久歯は親知らずを除いて、上下左右7本ずつの計28本で、前から1234567と呼びます。 67は乳歯との生え変わりではなく、Eのさらに奥から新たに生えてきます。


生え変わりの時期や順番は、個人差がありますので、一般的な時期や順番と異なっていたとしても心配される必要は特にありません。 乳歯の奥歯(DやE)が虫歯などで、生え変わりの時期よりかなり早く失ってしまうと、6が前に移動してきてしまうことがあります。 その結果、DやEと生え変わるはずの4や5が生えるスペースを失ってしまい、歯並びに影響が出てしまいます。

  • 歯並び
  • 歯並び

◎生え変わりの仕組み

乳歯と永久歯が生え変わるとき、永久歯が乳歯を突き上げることで、乳歯の歯根を破壊し、乳歯が脱落し永久歯が生えてきます。

  • 永久歯の出来方
    乳歯の下の顎の骨の中で、
    永久歯は作られていきます。
  • 永久歯の出来方
    永久歯は歯根が形成されるのに伴って、
    生えようとし、乳歯の歯根を破壊していきます。
  • 永久歯の出来方
    乳歯の歯根が無くなると、乳歯は脱落し、
    永久歯が歯冠を出してきます。