Prevention

2.親知らずによる問題点

親知らずは一番奥に生えて、斜めや横向きになることが多い歯です。
特に下の親知らずは、傾向して生えることが多いです。
そのため、親知らずを、しっかり歯磨きすることが困難となり、虫歯や歯周病になりやすくなります。

虫歯

親知らずの周囲は、歯ブラシが届きにくいため、食べかすなどが停滞しやすくなり、虫歯になりやすくなります。
親知らずだけでなく、一つ手前の歯も虫歯になりやすくなります。


歯周病

親知らずの周囲は、歯ブラシが届きにくいため、食べかすなどが停滞しやすくなり、歯周病になりやすくなります。
そのため親知らずの周り歯肉が腫れて痛みが出ることがあります。

親知らずの保存、抜歯について

親知らずが周囲に悪影響をもたらすときは抜歯する場合があります。
親知らずの一つ手前の歯は、かみ合わせに重要な歯です。
その歯が親知らずのために、虫歯や歯周病が進行している場合や将来的にそのリスクがある場合、その歯の根に親知らずが当たっている場合は、抜歯の対象となることがあります。
また、親知らずの自体が虫歯なっている場合や親知らずの周辺が歯周病のためよく腫れてしまう場合、抜歯になることがあります。
親知らずの生え方、根の形態などによっては抜歯の外科処置にリスクも伴いますので、処置を行う時には、歯科医院でのレントゲン撮影を行います。
より詳細な診査が必要な場合はCTなどの3次元画像による診査を行うことをお勧めします。