土石流
2021年07月11日 18:45:05
こんばんは、石神井公園の歯科と矯正歯科 矯正担当の北村です。
7月3日の午前10時半ごろ、静岡県熱海市の伊豆山地区で大規模な土石流が起き、およそ130棟の住宅が被害を受けました。
現在のところ9名の死亡が確認され、19人が行方不明となっています。
現場の逢初(あいぞめ)川沿いは土砂災害警戒区域に指定されていました。土石流の前兆現象には、山鳴り、がけからの湧水(ゆうすい)、草や土のにおいの変化などが挙げられています。現実的には降雨のさなか異変に気づくのは難しいと思われます。発生の起点が住まいから遠く離れたところであれば気が付くことはほぼ不可能であると思われます。
国土交通省によると、今回の現場と同じ警戒区域は、3月時点で全国で66万カ所となっています。こうした場所を中心に、昨年は土石流や地滑りなどが約1300件発生し、5年連続で1000件を超えています。
治山治水の工事をもっとしていれば、このような災害は起きなかった。という人もいます。その要因もあると思います。
一方で、自然脅威の前では人間の力はちっぽけであることも事実です。
災害への対策は無くすのではなく、被害を最小減にする減災の考え方が大切と思います。
減災に基づいて普段から準備をしておくことの大切さは、地震に限った話ではありません。
今一度、自分たちの住む地域の特徴・危険を見直して、準備をしておく必要があると思います。
犠牲になった方のご冥福をお祈りするとともに、行方不明者の一刻も早い発見を祈っています。