緊急事態宣言と新型コロナウィルス

2020年05月11日 20:53:11

こんばんは、石神井公園の歯科と矯正歯科 矯正担当の北村です。

先週、緊急事態宣言が延長され、今週中には”出口戦略”についての基準が出るとかでないとか。

医療現場が逼迫していると理由で延長を決めたなら、逼迫しなくなる基準はすでに決まっているはずで、それがないというのは論理的におかしいぞって思うところですが、きっとそんなに単純な話ではないのでしょう。

今の社会の雰囲気は、9年前の東日本大震災の頃と似ています。

そして震災の頃の報道で、はっきりと気が付いたことがあります。

それはテレビなどのマスコミは、情報の一部を切り取って実際とは異なるように見せ伝えていることが多々あるということ。嘘ではないが、多くの人が勘違いするような伝え方をする。震災当時、このような報道を数多く見聞きしました。

新型コロナの報道を見ていても、あの当時と何も変わっていないなという印象が拭えません。震災の時は、現地行けば生の声が聞こえ、目で確かめることができました。

しかし、ウィルスは目に見えません。だから、マスコミが無駄に不安を煽れば、多くの人に不安が拡がっていきます。

PCR検査の数が少ないから感染が拡大するだとか、対策をしないと最大42万人が死ぬとか、2週間後にはNYみたいな惨状になるとか。。

未来のことは誰にも分らないですから、報道そのものは嘘とは言い切れないでしょう。

しかし、限りなく真実とはなりにくい情報です。

マスコミなどの情報だけを得るのではなく、自分の目で見て、耳で聞いて、出来るだけ公平な情報を得ること。そして、自分の頭で考えて、公平に冷静に判断をすること。が大切です。

これは、震災の頃に学んだ教訓の一つでもあります。

新型コロナウィルスの感染者数などのデータ

緊急事態宣言の目的は、感染拡大を防いで、医療崩壊を防ぐことです。

感染拡大をしないための自粛のはずが、いつのまにか自粛をすることが目的となっている。だから、公園も海も山も封鎖した方がいいとなってしまう。

手洗い、うがい、咳エチケットは感染予防として必要なことだけど、公園や海や山の封鎖はそれと同じレベルで必要な事じゃないことはほとんどの人が理解できる。

新型コロナウィルスの脅威の全貌がわからない時に、最大限の防御の為に社会全体に大きな制限をかけること自体は否定できません。(隔離は感染対策の基本ですから。)

しかし、ある程度ウィルスの特性や致死率や重症化率、感染成立の条件がわかってきています。

最大限の防御をやり続けるのではなく、リスクに応じた行動・対応に変えていかないといけないのは、当然の理です。

 

人は皆先が見えないと不安に駆られます。

不安になると自分中心の行動を取るようになります。

そんな時は、出来るだけ公平な情報を得ること。

そして、自分の頭で考えて、公平に冷静に客観的に判断をすること。

状況を把握出来れば、リスクに応じた行動・対応がわかり、不安は減っていきます。

少しずつですが、トンネルの出口が見えてきています。

今週、どんな出口戦略が発表されるのでしょうか?

石神井公園の歯科と矯正歯科