開院して2年がたちました。

2014年11月01日 08:30:08


おはようございます、石神井公園の歯科と矯正歯科 院長の木部です。

当院は、2012年11月1日に開院しましたので、本日で丸2年たちます。

2年というのは本当にあっという間ですね・・・・皆様にとってこの2年間はいかがでしたか?

私にとっては、来院された多くの方々と接することができ、とても充実した2年間だったと思います。いつも良くして頂きまして、本当にありがとうございます。

節目なので、少し真面目な話をしようと思います。

歯科医院に限った話ではありませんが、医療機関の役割とはなんでしょう?もちろん、病気など悪くなったものを治療するための機関ですね。しかし、人の体にとって、最も好ましいことはなんでしょうか?それは、病気など、悪いところができずに健康な状態のまま、ずっと過ごせることですね。

医療機関の本来的な役割は、治療が必要な方には治療を行うことは前提で、病気を可能な限り減らし、治療しなくてはならない方々を減らす、ということだと私は思います。

歯科医院も含め、医療機関の体質をそのように変えていくことは容易ではないと思いますし、とても時間のかかることだと思います。

しかし、私たちは少しずつでもそのような考え方を浸透させて、まずは歯科医院・歯科界を少しずつでも変えていけたら、と思っています。

 しかし、この問題は実は医療機関だけの問題ではないと思います。患者さんである皆様にも、ぜひご自分の体に興味を持っていただきたいのです。

興味を持つことで、自分の体を大切にしていただき、病気にならない意識を少しでも持ってもらいたいと思います。

もちろんご自分の努力では防ぐことのできない病気もあり、それに対しては医療機関での治療・対応が必要になるのは間違いありませんが、ご自分の努力で防ぐことのできる病気は本当に多いと思います。

例えば歯科に限った話で言えば、歯並びが悪い・親知らずが横向いて生えてしまっている、などはいくら歯磨きを頑張っても改善しませんので、対応が必要であれば、歯科医院で治療する必要があります。

しかし、虫歯や歯周病といった歯科では最もポピュラーな病気は、歯磨きや食生活の改善などで、大半を防ぐことができるものです。虫歯や歯周病は、年齢に伴ってかかる病気ではないのです。

 ご自分の体に興味を持って、モチベーションを持ち、日々少しでも注意して頑張って頂くことが、ご自分の体を守る最大の武器です。

ただし、どうやってご自分の体を守っていけばいいのか、という方法や、モチベーションの維持などは歯科医院が協力させていただく必要があります。他にも、歯科の範囲などの正しい知識を得ていただくことも、歯科医院が協力させていただかなくてはなりません。

歯科医院の利用の仕方をそのようなことをメインにして頂けるようになると、痛い思いをして治療を受けなくても、ご自分のいい状態を維持して頂ける可能性が広がると思います。

私たちにとって、一番難しくて一番大切だと思っていることが、患者さんのモチベーションを上げること、それを維持して頂くことですね・・・・

頑張ります!!

長文を読んでいただいて、ありがとうございました。

最後に、皆様今後もよろしくお願いいたします。歯磨きも頑張ってくださいね!!