男の介護教室 開催

2020年11月07日 09:20:51

こんにちは、石神井公園の歯科と矯正歯科 矯正担当の北村です。

少し前になりますが、10/18に”男の介護教室”を開催しました。

コロナの影響で今年度初の開催となりました。

イベント開催の制限が緩和されつつありますが感染拡大は困りますので、石巻本校で発表された感染対策ガイドラインを遵守しての開催となりました。

また、密を避けるため講演会場での参加人数を減らし、サテライト会場を設置しました。サテライト会場とはオンラインで繋ぎリアルタイムで一緒に参加してもらうという対面とオンラインのハイブリッド開催となりました。

今回は、感染対策の観点から調理は行わず、私の“フレイルを知ろう”と小曽根龍一先生(訪問看護ステーション リカバリー)の“自分で出来る!イキイキした体のつくり方”のセミナー2本立てでの開催となりました。

「フレイル(虚弱)」とは健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態(日本老年医学会 2014)と定義されています。この状態にならないように、①栄養 ②身体活動 ③社会参加の3つを柱として、個々人が日々取り組む必要があります。もちろん3つすべてを個人できちんと取り組むには限界がありますので、専門職をはじめとする地域全体でのサポートが必要になってきます。

栄養では介護・医療がメインとなって、食事内容のチェックなどのサポートが必要となります。身体活動は小曽根先生のような理学療法士の専門的なサポートも必要ですが、日々行うことが非常に重要な活動でもあります。家での体操や簡単なトレーニングだけでなく、友人や仲間などと散歩をしたり、遊びに出かけたりとの地域内外での繋がりもとても重要です。社会参加は地域のボランティア団体や自治体や友人・家族などのサポートが必要となります。個々人の取り組みが予防の第1歩ですが、地域の中で必要な人に必要なサポートを届けることが出来るような体制つくりがフレイル予防にはとても大切です。

小曽根先生の講義は実習付きで、胸式呼吸から始まり、肩甲骨運動、ガニ股歩き、嚥下体操などすぐにでも実践できる体操を一緒にやりました。適切な形で体を動かすことで、楽に動かせるようになったり、身体が軽くなることを実感した参加者も多かったようです。

地域で抱える問題は、ただただ“コロナだから”と言って待ってはくれません。

何も行動しなければ、どんどん悪い方向に流れて行ってしまうかもしれません。

適切なリスク評価を行い、その枠組みの中で工夫をしながら新しい形の“男の介護教室”を始めとした様々なイベントが開催していけることを切に願っています。

石神井公園の歯科と矯正歯科

男の介護教室 東京本校